電通総研は1975年に株式会社電通と米国GEのジョイントベンチャーとして設立された企業です。グローバル企業として様々な製品開発コンサルやシステムインテグレーションを提供する電通総研の特徴と事例をまとめました。
電通総研は電通グループの一員であり、また米国企業も事業の土台に備えるグローバルカンパニーとして、半世紀以上にわたって多種多様な企業や組織の事業戦略を支援してきました。
電通総研ではシンクタンク組織として各企業の現状分析を行い、課題解決に向けたソリューションとして製品開発やシステム導入をコンサルティングしています。
電通総研では企画から実行支援まで、独自のメソドロジーにもとづいてワンストップサービスを提供しています。
電通総研が対応可能な領域や分野は多種多様であり、それぞれのクライアントのニーズをヒアリングした上で、事業戦略や開発業務における課題を明確化し、具体的な解決に向けたソリューションを提案するワンストップサービスが特徴です。
それぞれのコンセプトやテーマにもとづいた製品開発で、ユーザビリティの追求やパーソナライズコンサルティングなどユーザーにとって愛される製品の実現を目指すだけでなく、それらを活用した新規事業の立ち上げを含めて企業の経営課題へ総合的なアプローチを行います。
電通総研は、構想設計支援システム「iQUAVIS」などを活用し、製品開発プロセスの可視化やMBSE、設計ナレッジの共有を支援しています。既存ページのモジュール化支援と最新のセイコーエプソン事例をあわせて見ると、得意領域は複雑化した製品開発を構造化し、設計判断・解析・ノウハウを組織で再利用できる仕組みに変えることにあります。
セイコーエプソンでは、設計の成果物だけでなく、そこに至る考え方や判断理由を組織の知として残すためにiQUAVISを導入しています。要求、機能、手段、部品などの関係を構造化し、「なぜその設計になったのか」を追える状態へ整える支援が得意です。
同事例では、MBSE基盤と熱流体シミュレーションの自動化を連携し、解析ツールの専門操作を知らない設計者でもパラメータ入力だけで評価できる環境を構築しました。開発後半で起きる手戻りを、設計初期の定量検証で減らす取り組みに適しています。
既存ページで紹介されている産業機械メーカーでは、100を超える部品の共通化・モジュール化を支援しています。MBSEや設計資産管理だけでなく、製品バリエーションが増えて複雑になった構成を整理し、再利用性を高めるテーマにも実績があります。
設計意図やシミュレーション知見を個人の経験にとどめず、共有・再利用できる基盤へ変える支援も特徴です。熟練者への依存を減らし、新人や異動者でも過去の判断を理解しながら設計できる状態を目指す企業に向いています。
電通総研では単なる製品開発のコンサルティングだけでなく、どのような事業を立ち上げて、将来的にどのような企業として成長していきたいのか、中長期的なプランを含めたソリューションを提供してくれることが重要です。また製品の企画や開発、生産工程まで全てを電通総研に相談できるため、細部まで寄り添ったサービスを期待できることもポイントです。
製品開発を成功させるためには、現在の自社が抱える課題に合ったコンサルティング会社を見極めることが重要です。当メディアでは、こうした「モノづくりの課題別」に、おすすめの製品開発コンサルティング会社を厳選して紹介しています。プロジェクトを前進させるための最適なパートナー選びに、ぜひご活用ください。
産業機械メーカーのA社では部品ごとに「もの」視点での開発を行っていましたが、部品数が増えるごとに保守管理が難しくなり、ユーザーニーズとのミスマッチが発生したり競合他社との差別化が難しくなったりしていました。
製品を個別の「もの」として見るのでなく、顧客ニーズを踏まえつつ、共通性や拡張性を追求した製品モジュール化を実現することで、100以上の部品について9割をモジュール対応することに成功しました。
セイコーエプソンでは、インクジェットプリンターの高機能化と開発スピード向上を進めるなか、設計ノウハウや判断の背景が個々の熟練者に蓄積されていることが課題でした。図面や報告書という結果は共有できても、なぜその設計に至ったのかという意図や仮説検証の過程を、組織で再利用できる形にする必要がありました。
2022年からiQUAVISを用いたMBSE基盤づくりを進め、2024年にはシミュレーション自動化を連携。設計者が寸法、発熱量、風速などを入力するだけで熱流体解析を実行し、設計仮説を早期に定量検証できる環境を整えました。
2025年3月から5か月の検証では、要素設計期間を従来比で累計60日以上短縮し、1案件あたり約3日分の工数を削減。設計者自身によるシミュレーションは約500回に達しました。解析ノウハウをベースモデルへ組み込むことで評価品質のばらつきも抑え、設計判断の前倒しにつなげています。
セイコーエプソンの事例では、図面や解析結果を保存するだけではなく、要求・機能・手段・部品の関係と設計判断の背景を構造化しています。完成物ではなく意思決定の過程まで残すことで、次の開発に再利用できることが支援の核と読み取れます。
自動化された解析環境では、設計者が必要なパラメータを入力するだけで評価結果を得られます。専門解析者の知見をモデルやテンプレートへ組み込み、設計者自身が早い段階で仮説検証できるようにしている点が特徴です。
設計期間や工数の削減だけでなく、新人・異動者が過去の設計意図を理解しながら設計できる効果も示されています。開発スピード向上と、属人化の解消・技術継承を別々の施策にせず、同じ設計基盤で解決する考え方です。
電通総研のものづくり支援には、iQUAVISによるMBSE、シミュレーション管理・自動化、製品構成のモジュール化など複数の入口があります。相談前に手戻り、属人化、解析待ち、製品バリエーション増加など、現在のボトルネックを整理しておくと支援テーマを絞りやすくなります。
設計意図や暗黙知を可視化するには、既存の図面・報告書だけでなく、判断の背景を知る熟練者から情報を引き出す必要があります。どの製品・工程から着手するか、誰が重要な知見を持っているかを事前に整理すると導入を進めやすくなります。
セイコーエプソンでも、まず一部の要素設計で効果を確認し、今後は開発プロセス全体への展開を検討しています。最初から全製品・全工程へ広げるのではなく、対象を絞って効果と運用方法を確認してから横展開する進め方は、定着リスクを抑えるうえで参考になります。
電通総研のコンサルティング本部では、企業の課題ごとに多種多様なソリューションを提案し、またそれぞれに応じて複数のアプローチ方法を用意しています。
具体的な支援内容や契約までの流れについては、電通総研の公式サイトのお問い合わせフォームから無料相談を申し込んでください。
| 所在地 | 東京都港区港南2-17-1 |
|---|---|
| 公式HPのURL | https://www.dentsusoken.com/ |
製品コンセプト開発、試作~量産移行、ディスコン対応と言った、プロジェクトの停滞を引き起こすボトルネックを打破する3社を厳選しました。
※1 参照元:アーサー・ディー・リトル公式(https://www.adlittle.com/jp-ja/about)
※2 参照元:トヨタ公式「2025年 年間(1月-12月)販売・生産・輸出実績」2026年1月29日発表(https://global.toyota/jp/company/profile/production-sales-figures/202510.html)
※3 参照元:【PDF】テクノプロ・デザイン(https://www.technopro.com/it/rec_c/wp/wp-content/themes/wp-templ/assets/img/technoproit_career.pdf)※2024年6月末時点