製品開発で失敗しないためのコンサルガイド

企画~量産を成功に導く!
製品開発コンサルを解説

失敗しないモノづくりには、量産までを見据えたプロの知見が不可欠です。「技術はあるが活かせない」「モノづくりの経験がない」といった製品開発の課題に対し、「実際に作れる」状態へ導く、ノウハウと知見のあるコンサル会社を紹介します。

モノづくりの【課題別】
製品開発コンサル3社を解説

作れる要件定義を固めるなら

トヨタの知見を活かした要件定義で試作~量産を成功に導くトヨタ自動車
(トヨタのモノづくり支援サービス)

トヨタ自動車(トヨタのモノづくり支援サービス)キャプチャ
画像引用元:トヨタ自動車公式
https://global.toyota/newbiz/becre/edeson/
トヨタ自動車が
おすすめの理由
アイコン
トヨタのモノづくり知見を投入し
量産に向けた要件定義を支援

量産トラブルの最大の原因は「設計の後で作り方を考える」ことにあります。トヨタの強みである、設計の1行目を描く段階から、工場のラインまで予見する「フロントローディング(先行開発)」の思考をプロジェクトへ実装。
問題が起きてから対処するのではなく、設計段階で「量産できる状態」を仕込むことで、手戻りをなくし、スムーズな社会実装を実現します。

アイコン
工法やメーカーの「目利き」を代行。
手戻りを防ぎ製品化確率を高める

「加工できない」「見積もりが定まらない」といったメーカー(加工先)とのやり取りの停滞を解決。設計の意図と工場の論理、双方を熟知したトヨタの視点で適格な工法やメーカーを「目利き」します。
曖昧な仕様を「作れる図面」などの製造現場に通じる言語へ翻訳し、無駄な手戻りを防止。開発リソースを浪費させず、最短距離での製品化を目指すことが可能です。

トヨタ自動車の
コンサル事例
防災・気象テックベンチャーのプロダクト開発支援
設計見直しとコスト戦略により<br>量産試作段階で1台約2.2万円の機能原価を削減
画像引用元:RainTech公式
https://raintech.jp/
設計見直しとコスト戦略により
量産試作段階で1台約2.2万円の
機能原価を削減

「雨量計をより安価につくりたい」というRainTech社の要望を受け、構想段階から参画して曖昧だったモノづくりのイメージを具体化。要求仕様に対し、製造現場の視点でメリット・デメリットを整理し、コスト戦略まで踏み込んだ「作れる仕様」を実現しました。

さらに、難易度の高い「少数生産」に対応可能なメーカーを目利きし提案。設計の見直しと適切なサプライチェーン構築により、量産試作段階で1台あたり約2.2万円の大幅なコストダウンを実現し、事業化に向けた採算性向上に大きく貢献しました。

※自社調べによる
依頼企業
RainTech株式会社
製品分野
雨量計
モノづくり段階
商品設計~量産試作
支援期間
要問い合わせ
支援内容
量産に向けた設計見直し、コストダウン提案、品質改善支援
参照元:トヨタ公式(https://global.toyota/newbiz/becre/edeson/
トヨタ自動車の
会社概要
所在地 愛知県豊田市トヨタ町1
HP https://global.toyota/newbiz/becre/edeson/

売れるコンセプト開発なら

技術経営の先駆による定量分析で勝てる製品コンセプトを見出すアーサー・ディ・リトル

アーサー・ディ・リトルキャプチャ
画像引用元:アーサー・ディ・リトル公式
https://www.adlittle.com/jp-ja
アーサー・ディ・リトルが
おすすめの理由
アイコン
技術シーズから勝てる市場を特定する
技術経営コンサルのパイオニア

1886年に設立された歴史を持つ、「技術経営(MOT)」のパイオニア。世界で用いられている事業開発のフレームワーク「MFT」の提唱者であり、深い知見を有しています。
その深い洞察力で、企業が保有する技術シーズの提供価値を抽出して勝てる市場を特定。「技術はあるが事業化の出口が見えない」という開発現場の迷走を打破し、競争優位性の高い製品コンセプトを論理的に導き出します。

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技術の収益性を独自手法で定量評価
経営層の合意形成と事業化を加速

独自の評価指標「ADLマトリクス」を用い、自社技術を「市場の成熟度」と「競争優位性」の2軸でマッピング。
現場の技術者が抱く感覚的な「こだわり」を、他分野への転用可能性や特許の質といったデータに基づき、「収益性」として数値化します。経営層の投資判断に対する確かな根拠を提示することで、社内の合意形成を促し、事業化スピードを加速することが可能です。

参照元:アーサー・ディー・リトル公式(https://www.adlittle.com/jp-ja/about)
アーサー・ディ・リトルの
コンサル事例

公式サイトに記載は見つかりませんでした。

アーサー・ディ・リトルの
会社概要
所在地 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター36F
HP https://www.adlittle.com/jp-ja

既存製品の見直しをするなら

ディスコン対応~工程設計まで
ワンストップで伴走
テクノプロ・デザイン

テクノプロ・デザインキャプチャ
画像引用元:テクノプロ・デザイン公式
https://www.technopro.com/design/
テクノプロ・デザインが
おすすめの理由
アイコン
精密なバーチャル検証により
根拠に基づいた設計変更を実現

部品の生産終了に伴う再設計において、大きな障壁となるのが「当時の設計意図や評価設備が失われていること」です。
テクノプロ・デザインでは、CAE(解析)やMBD(モデルベース開発)といったデジタル技術を駆使し、PC上で製品挙動を精密にシミュレーション。現物での再テストが困難なレガシー製品でも設計変更が可能になり、供給にかかる工数とリソースを削減できます。

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PMチームが現場のリソースを補完し
量産移管までをハンズオンで支援

国内最大級のエンジニア基盤(※)を背景に、PMを含む専門チームによるプロジェクト完遂が可能になります。単なる技術派遣とは異なり、現場の指揮命令や教育負担まで引き受けるため、管理者のマネジメント工数を奪いません。
代替部品の選定から回路修正、量産移管、保守業務までをシームレスに代行しつつ、慢性的なリソース不足という現場の課題も解決します。

参照元:【PDF】テクノプロ・デザイン(https://www.technopro.com/it/rec_c/wp/wp-content/themes/wp-templ/assets/img/technoproit_career.pdf)※2024年6月末時点
テクノプロ・デザインの
コンサル事例
医療機器のディスコン対応支援
レガシー製品の供給責任を支える代替選定~量産移管をシームレスに統合
画像引用元:トプコンヘルスケア公式
https://topconhealthcare.jp/ja/
レガシー製品の代替部品選定から
量産移管までをシームレスに支援

長期間の保守が求められる医療機器において、頻発する部品の生産終了(ディスコン)対応が、開発リソースの3~4割を圧迫していました。テクノプロ・デザインは、PMを含む自律型チームを編成。代替品の選定から回路・基板の設計変更、評価検証、そして工場への量産移管まで、手間の重い一連の工程を丸ごと巻き取りました

単なる人員補充とは異なり、現場の指揮命令やマネジメントまで肩代わりすることで、社員の対応負荷を劇的に削減。既存製品の供給責任を果たしながら、社内リソースを新製品開発へ再配置することに成功しました。

依頼企業
株式会社トプコン
製品分野
医療機器
モノづくり段階
既存製品の見直し
支援期間
要問合せ
支援内容
部品の生産終了(ディスコン)対応~量産移行
参照元:テクノプロ・デザイン(https://www.technopro.com/work/discontinued-product-support/
テクノプロ・デザインの
会社概要
所在地 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー35F
HP https://www.technopro.com/design/

新製品開発コンサル・
サービスガイド

製品開発工程における課題解決のために、コンサル導入を検討している担当者向けに、おすすめ製品開発コンサル会社の強みをまとめました。会社選びの参考にしてみてください。

トヨタ自動車
(トヨタのモノづくり支援サービス)

トヨタのモノづくりの知見を活かし、量産を見据えた要件定義を支援。さらに専門家チームが適切な工法やメーカーの「目利き」を代行し、マネジメントまで行うことで、開発の手戻りを防ぎ、試作~量産移行を成功に導きます。

所在地 愛知県豊田市トヨタ町1
公式サイトURL https://global.toyota/newbiz/becre/edeson/

アーサー・ディ・リトル

多様な産業・技術領域をカバーする専門家からなるグローバルネットワークを活用し、クライアントと多様な知見を結びつけながら技術・市場・産業構造を横断的に探索。創造性と実行力を兼ね備えたオープン型コンサルティングを提供しています。

所在地 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター36F
公式サイトURL https://www.adlittle.com/jp-ja/

テクノプロ・デザイン

製造業に精通したコンサルタントが現場に入り込み、本質的な課題を抽出したうえで適切な解決策を提示。設計開発プロセスの可視化や情報基盤の整備など、現場密着型の支援を行います。

所在地 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー35F
公式サイトURL https://www.technopro.com/design/
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Monozukuri Ventures

コンサルティングにとどまらず、技術面で伴走しながら試作・量産課題を現場で共に解決する実践型支援を提供しています。案件ごとに適格なパートナーを自社のネットワークから紹介することも可能。

所在地 京都市下京区朱雀宝蔵町34番地 梅小路MArKEt3F
公式サイトURL https://monozukuri.vc/ja/

キャディ
(CADDi)

図面情報を基点として、データの検索・分析から設計支援までを横断的にカバー。製造業向けAIデータを活用し、情報を蓄積するだけで終わらせず、実務で継続的に活用できる仕組みづくりを行う点が特徴です。

所在地 東京都台東区浅草橋4-2-2 D'sVARIE浅草橋ビル
公式サイトURL https://caddi.com/

リンカーズ
(Linkers)

独自の企業ネットワークを活かし、技術パートナーの発掘や販路開拓までを視野に入れたビジネスマッチング支援を展開。ものづくり企業が抱える多様な課題に対して、適切な企業との接点を創出します。

所在地 東京都港区三田三丁目5番19号 住友不動産東京三田ガーデンタワー29F
公式サイトURL https://corp.linkers.net/

日本能率協会コンサルティング

技術面と市場ニーズの双方を踏まえ、新商品開発プロセスの設計から実行までを支援。経営戦略やものづくり改革、DX推進など幅広い実績を背景に、技術起点・市場起点の両軸で競争力あるテーマを創出します。

所在地 東京都港区芝公園3-1-22 日本能率協会ビル7F
公式サイトURL https://www.jmac.co.jp/

フルハートジャパン

豊富な実務経験を基盤に、課題解決に向けた戦略立案から実行管理までを包括的に支援。ものづくり分野に精通したコンサルタントが多角的な視点で企業をサポートします。

所在地 東京都大田区中央3-20-8
公式サイトURL https://www.fullheart.co.jp/home/

I-OTA

構想立案から量産立ち上げまでを一貫して支援します。金属加工・樹脂加工・表面処理など多様な専門企業が連携し、部品特性に応じた工法を提案。製造面だけでなく、市場性や量産体制を見据えた戦略的助言も実施します。

所在地 東京都大田区中央2-11-10
公式サイトURL https://i-ota.jp/

浜野製作所
(Garage Sumida)

金属加工技術を核に、設計・加工・組立までを一括して対応。3DCADを活用した設計と設備、熟練技能を融合し、試作から量産まで幅広い分野の開発を支援します。日用品から宇宙関連分野まで対応実績があります。

所在地 東京都墨田区八広4-39-7
公式サイトURL https://hamano-products.co.jp/

レイヤーズ・コンサルティング

日本発のコンサルティングファームとして、新規事業開発やマーケティング戦略など幅広いテーマに対応しています。製品開発プロセスの抜本改革と設計情報のデジタル化を支援し、スピードと品質を両立する体制づくりをサポートする姿勢が強みです。

所在地 東京都品川区上大崎3-1-1 目黒セントラルスクエア8F・14F
公式サイトURL https://www.layers.co.jp/

フューチャーシップ

横浜を拠点に、全国の製造業企業の製品開発に起因する経営課題を解決することを専門にしているコンサルティング会社。コンサルティング事業を主力事業としながら、技術者向け人材育成サービスにも注力している点が特徴です。

所在地 神奈川県横浜市青葉区あざみ野南1−3−1−608
公式サイトURL https://futureship.jp/

アステックコンサルティング

製造業において業種を問わず、製品開発に関するコンサルティングを中心に行っています。「生産管理改善」や「製造フロー改善」など、仕組み改善を基軸に置いた活動のサポートを行います。

所在地 大阪府大阪市淀川区西中島3-23-16(セントランドビル8F)
公式サイトURL https://www.ast-c.co.jp/

オーツー・パートナーズ

企業の将来像を描きながら、組織や事業基盤そのものの強化を推進するコンサルティングを提供。特定部門や個別業務の改善にとどまらず、事業全体の運営視点から課題を捉え、変革を実行まで導きます。

所在地 東京都千代田区九段南一丁目6番5号九段会館テラス ClassicOffice 2A
公式サイトURL https://www.o2-inc.com/

製品開発で
知っておきたいこと

製品開発から量産まで検討している担当者に向けて、コンサル費用や料金体系についてをはじめ、知っておきたい情報をまとめました。

新規事業開発をテーマにしたコンサルティング費用は、支援範囲や課題の複雑さ、プロジェクト規模、契約形態によって大きく変動します。 主な料金体系は、継続的に助言を受ける顧問契約型、必要時間に応じて依頼する時間契約型、成果物や期間を定めるプロジェクト型に分けられます。

製品開発において、外部のコンサルティング会社や専門家に依頼したにもかかわらず、製品化が思うように進まない背景には、いくつか典型的な原因が存在します。本記事では、製品開発コンサルを導入してもうまくいかないケースと、手戻りやコスト超過といった致命的なエラーを未然に防ぐための「コンサルの選び方」を解説します。

製品開発において、資金調達の有力な手段の1つが補助金です。しかし制度の種類が多く、自社の開発フェーズでどの制度を活用できるのか判断するのは簡単ではありません。本記事では、製品開発に関連する補助金制度の基本と、申請前に多くの企業が抱える疑問についてわかりやすく解説します。

R&Dコンサルとは、単に新技術を生み出すことを支援するだけでなく、技術戦略の策定から開発プロセスの適正化、新規事業の創出まで幅広く関与する専門サービスのことをいいます。本記事では、R&Dコンサルの基本的な役割に加え、自社のフェーズに合わせた最適なコンサルの選び方を解説します。

新製品開発の流れと
ポイント解説

新製品開発を成功させるためには、各プロセスにおける役割や目的を正しく理解することが重要です。高品質なモノづくりを実現するための標準的な製品開発フローを解説します。

手戻りを防ぐ製品企画の進め方

手戻りを防ぐ製品企画の進め方

製品企画とは、市場や顧客のニーズを分析し、アイデアを「ビジネスとして成立する製品」に落とし込むプロセスです。初期段階で明確な要件を整理し、後の設計や量産フェーズにおける手戻りや、メーカーとの認識のズレを防ぐ製品企画の進め方を解説します。

製品設計のプロセスとは

製品設計のプロセスとは

製品設計とは、企画されたコンセプトを製造可能な図面・仕様へ落とし込むエンジニアリング工程のことです。品質やコストの大半は設計段階で決定づけられます。ここでは、後の工程で発生しうる「作れない」「コストが合わない」などのトラブルを防ぐための正しい手順と要点について解説します。

調達戦略の進め方と成功事例

調達戦略の進め方と
成功事例

調達戦略とは、製品開発における必要な部材やパートナーを最適なQCDS(品質・コスト・納期・サービス)で確保するための計画のことです。調達戦略を行うことで、量産時の品質トラブルや供給停止を防げます。ここでは、調達戦略が単なる「安く買うための交渉」ではなく「サプライチェーン設計図」として重要であることについて解説します。

工程設計の考え方と手順を解説

工程設計の考え方と
手順を解説

工程設計とは、製品設計で作成した図面に対して、「どのような設備・順序・条件で作るか」に沿って、設備・順序・条件へ落とし込むプロセスです。図面を元に、4M(人、機械、材料、方法)の制約下で再現可能な状態へ翻訳し、不良品を出さない仕組みを構築する考え方ともいえます。ここでは、工程設計の基本的な考え方と、実務的な6つのステップについて解説します。